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カテナチオは優れたパフォーマンスをもつ新しい無機系不溶化剤です。カテナチオは、これまでの技術では対応が困難であった汚染土壌や焼却灰を経済的に不溶化処理します。さらに、高濃度の陽イオン、陰イオン物質の汚染、複合汚染の処理などに画期的な効果を発揮します。
 カテナチオは正しく「鉄壁の守り」といえる性能をもつ不溶化剤です。



▲カテナチオ粉体の写真例

※カテナチオとはイタリア語で「鍵をかける」、「閂(かんぬき)をかける」という意味で、サッカーでは、イタリアサッカーの特徴である鉄壁の守りを表すことばとして知られています。有害物質に閂をかけて外に出さないという意味をこめてこの高性能不溶化剤のネーミングを致しました。



不溶化剤カテナチオの特徴
 カテナチオは早稲田大学の産学官研究開発プロジェクトから生まれました。
 カテナチオは優れたパフォーマンスをもち、汚染土壌、焼却灰、各種スラグに含まれる有害物質の不溶化処理、リサイクル処理に用いることができます。
 
土壌汚染対策法第二種特定有害物質の全物質に対して有効な溶出抑制効果をもちます。

従来技術では処理が難しかった水銀セレンホウ素などの処理、複合汚染、高濃度汚染の処理などが容易にできます。

天然鉱物成分を主成分とするため、長期的に安定な特性をもちます。また、経済的な処理が可能です。
カテナチオの不溶化原理
カテナチオは天然鉱物由来原料に含まれるAl、Fe、Ca、Mg、Sなどの成分を主成分としており、これらが各物質の不溶化のために有効に作用します。

カテナチオの不溶化原理は水処理における凝集分離法に近い処理原理を持っています。有害イオンをカテナチオの薬剤成分中に固定し溶出を抑えます。

対象物質に見合った薬剤成分を添加し土壌や灰の組成を整え、同時にpHや酸化還元状態をコントロールします。これによって、幅広い物質の処理が可能となります。
カテナチオの研究開発体制
山崎淳司:早稲田大学理工学術院創造理工学部環境資源工学科教授
松方正彦:早稲田大学理工学術院先進理工学部応用化学科教授
早稲田大学循環型環境技術研究センタ− 
代表 寄本勝美 早稲田大学政治経済学術院教授
http://www.junkan-waseda.com/




 カテナチオの適用例

汚染土壌
カテナチオは第2種特定物質全般に対して優れた処理効果をもちます。また、これまで不溶化が困難であるといわれた水銀、セレン、ホウ素などの処理も容易に対応が可能です。

カテナチオによる汚染土壌の処理例
含有汚染物質 含有量
(mg/kg dry)
不溶化剤種 添加量
(重量%)
溶出量
(mg/L)
1 100〜500 無処理 - 0.96
カテナチオ添加 2.0 <0.01
2 水銀 100〜200 無処理 - 0.43
カテナチオ添加 3.0 <0.0005
3 六価クロム 200 無処理 - 17.0
カテナチオ添加 2.0 <0.05

※土壌汚染環境基準は鉛が溶出量0.01mg/L以下、全水銀は0.0005mg/L以下、六価クロムは0.05 mg/L以下

焼却灰
カテナチオは複合汚染を生じている様々な焼却灰の不溶化処理が可能です。また、従来技術では対策が困難な高アルカリの紙スラッジ焼却灰、多くの有害物質を同時に溶出する石炭灰等の処理も可能です。

カテナチオによる焼却灰の処理例
処理条件 溶出量(mg/L) 備考
1 石炭灰 無処理 六価クロム 0.21、ヒ素 0.002
全セレン
0.099、ホウ素 16.0
(含有量)
全セレン192mg/kg,
フッ素44 mg/kg,
ホウ素520 mg/kg,
カテナチオ
5wt%添加
六価クロム 0.008、ヒ素 ND
全セレン
ND、ホウ素 0.75
(養生28日)
2 紙スラッジ
焼却灰

無処理
フッ素 3.3、全セレン 0.110
(組成)
,SiO2 56.3%、Al2O3 22.1%、CaO 14.8%、,Fe2O3 1.9%
カテナチオ
3wt%添加
フッ素 0.34、全セレン ND
(養生7日)
3 ゴミ焼却灰 無処理 0.48、ヒ素 0.05、
全水銀
0.27
(組成)
CaO 39.9%、Cl 17.7%、,SiO2 16.4%,、Na2O 5.7%
カテナチオ
2wt%添加
ND、ヒ素 ND、全水銀 0.0002
(養生3日)管理処分

※土壌汚染環境基準は鉛・ヒ素・セレンが溶出量0.01mg/L以下、六価クロムは0.05 mg/L以下、フッ素0.8mg/L以下、ホウ素1.0 mg/L以下

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